Binaがネパールに戻るまで

Binaというのは私のネパールでの呼び名。本名はかなこ。

Global Education Campまとめ

こんにちは!少々パワーアップした私です。

 

久しぶりに勉強から離れて、モチベーションを高めるイベントに参加してきました!

 

中学生時代に通っていた高校受験向けの塾で出会った友人が今回、そのイベントの運営をするとのことで、運よく誘ってもらいました。塾生時代、実はそんなに話した記憶はないです(笑)私が教育に携わりたいとのことで、編入についての相談に乗ってくれたりして、大変お世話になりましたが、今頃になって、数回会うようになったような、不思議な関係です。“教育”に対して、ごっついパッションを持っていて、これから日本や同じ地元の教育現場を盛り上げてくれるような逞しい存在です。人からの信頼も厚く、自分が経験したことは惜しむことなく発信するし、他の人と共有しようと今までも数多くのイベントを主催してきています。そんな彼と運よく、細~く、長~く、繋がっていられて、心から良かったなと思います。それもSNSの発達、特にFacebookのお陰ですね。ありがとう、マーク・ザッカーバーグ(笑)

 

さて、神戸で開催されたイベントは、その名もGlobal Education Camp!以下GECと省略させてもらいます。このGECですが、世界の教育をすること、各々がアクションプランを考えること、の二つをメインに開催されました。先にFaebookでまとめを書いてしまったら、結構いい感じに完結してしまいました。そちらを引用しつつ、これだけは書いておこう!というのをかいつまんで書き残します。

 

✔日本の教育現場

→教員の仕事量(地域にもよるが、一人一人の生徒と向き合いたくても、他の業務に追われてしまう。また、特に初任教員は一年の行事等において、いつまでにこれをやらなければいけない、を把握しにくい。「みんな(他の先生)が経験していること」と片づけないで欲しい)

→他世代教員との考え方のギャップ

→今の時代、教員は誰でもなれるかもしれないが、どうしてなりたいのか?を突き詰め、現場で起こるあらゆる問題を楽しむ力がないと、続かないのでは。

 

現職教員の方との話だったのですが、あれだけ熱意を持っていて、色んな経験をしていて、頭もいいし、お話も上手で、自分に自信もある彼が、なぜにこんなに苦しい思いをしないといけないのか、と感じざるを得なかったです。教員志望の私が言うのもなんですが、正直今の教育現場の魅力を伝えるのって、相当難しいなと思いました。

 

✔海外の教育現場

イギリス

→Ofstedという、学校を評価する第三者機関(4段階での評価、Webで公開されていて、誰でも閲覧可能)

→教員の種類の多さ(授業における助手やカウンセラーの存在)

→日本同様、詰め込み教育が問題視されている

→学校が選択制のため、教育格差が生まれやすい(独特の階級社会が影響。これはネパールのカースト制とも重なる部分があるかな?と思っているので掘り下げてみたい)

 

カナダ

→Social Justice Education(差別・偏見などがどのように生じるか?を研究)

→Privilege特権(ネパールと日本を比較したい)

→マイノリティにこそ、ライフチャンスを与える

→Multiple Intelligences (ホワード・ガードナーが提唱した8つの知性のカテゴリー、まだまだ増えていくらしい、評価シートを利用して自己分析してみたい、これはめちゃくちゃ惹かれたアイディア💡)

 

オランダ

→イエナプラン(恥ずかしながら、初めて詳しく聞いたが、超個人主義だと感じた。留年があり、同じクラスに異なる年齢の子が共に学ぶ点はネパールと似ていて、この点はメリットデメリットを考えてみたい。

→教員のスキルに左右されやすい(研修制度を知りたい)

オルタナティブ以外の公教育制度を知りたい

→オランダの教育は、フィンランドと比較しても、あまりフォーカスされてなかったため、興味さえ持ったことがなかったが、是非足を運んで実際に見に行きたい

 

フィンランド

→落ちこぼれを作らない教育(できないことがダメという概念を持たない)

→ICTのフル活用し、業務の効率化

→職員同士の情報共有

→福祉、心理、学級経営専門家がいる(サポート体制がすごい、日本では担任の負担が大きすぎるが、それだけ国が予算を費やしている?)

→保護者との密な繋がり(SNSを利用したりする、逐一報告、日本のようなモンスターペアレンツの存在はあるのかな?)

→2020年〜高校にて教科廃止…!?

 

✔目標を見失いかけた時、問いかける

→Future Question

10年後会って…久しぶり!今何やってんの?

和、輪、話

→きみは何によって憶えられたいか?

 

✔私のアクションプラン

インド留学、大学院進学、ネパール・日本で教師(世界各地で教育実習!来年夏、セブ島?)、ネパール語習得、オランダにイエナプラン視察、ビジネス×教育(持続可能、経済を循環させる制度)

アクションプランに関しては、今ほんのりやりたい!ってことも書いているので、選択した先々でまた自分の経験値や周囲にいる人も変わっていて、その時実際に選択に迫られたときにならないと分からないです。書き出したら、こんなにやりたいことありましたよ~お金も時間もまだまだ足りませんよ~(笑)

 

✔挑戦(好奇心が赴くままに取捨選択する、海外では現地の生活にどっぷり浸かってみる)

 

✔継続(ブログ、ツイッターなどで、発信し続ける。それによって私の経験に”付加価値”が生まれ、他の人との分かち合いができる。これはみんな課題としていることで、よく言われるように、簡単なようで難しい。)(そして最近ブログは停滞気味だったけど、もう一回気合を入れよう!)

 

✔自分史について(Faebookでは言及してない)

今までの自分のモチベーショングラフを作成しました。初めてのことだったのですが、改めて振り返ると、いろんなこと経験したし、やっぱり小学生くらいにあった人間関係の出来事ってインパクトありますし、それがパーソナリティを形成するなって感じました。私の場合、小学生時代に所属していたスポーツ少年団で、チームのメンバーからいじめを受けまして、その頃くらいから、対人関係とか、他人からの自分の評価をめちゃくちゃ意識するようになりました。これは今でも変わらないのですが、万人に好かれたいっていう気持ちが結構強くて、思ったことをはっきり言えないとか、自分をさらけ出せないとかで、浅く広くしか人間関係を築けなくて、深く狭くタイプの人を羨んで、悩んで、結果的に自分の首を絞めましたよね。今は開き直っちゃって、それが私だ!!!みたいになっちゃってますけど(笑)本当、小学生・中学生くらいの仲間外れとか、タチ悪いですよね。実は今でもその子たちとはよく合うし、仲良いんですけどね。とほほ

そして、3人グループのうちの1人に大学2年生の方もいて、その子の自分史が印象に残っているので、少し紹介します。その子は小学生・中学生くらいの時、すごく攻撃的で、友達にも暴力を振るったりして、彼の周りには友達が全然寄ってこなくて、人間として最低だったらしいです。でも高校生の時に、あるプログラムでニュージーランドに行って、ニュージーランドのお国柄とか、一緒に行っていた他校の友人のおかげで、心境に変化がうまれて、帰国してから、人に囲まれるようになったそうです。暴力的だった原因は家庭環境も関係あるかな?と言っていました。今となっては笑い話になったことも良かったし、困難な時を乗り越えて、夢を見つけて、ハツラツと生きている姿が素敵だな、と思いました。

子どもって、とっても繊細で敏感な心を持っているから、些細なことでも影響を受けてしまいますよね。そういう子たちがきちんと理解されずに、社会の隅に追いやられることが無いように、一人一人の子どもに目を向けて、大きく腕を広げて包んであげられたらな、と思いますし、彼らの価値観を変えられるような経験ができる場を整えて、提供したいと思いました。こうやって私は色んなことに興味・関心を持っていかれました…。

 

GECを通して、自分自身と他のメンバーと対話することで、自分の心にある思いを言語化できました。そして、海外、特に教育先進国と言われる国々で学んだ方から、それぞれの国の教育制度についてプレゼンを聞ける機会なんて滅多にないので、収穫の多い二日になり、私ももっとネパールの教育制度について見たいし、知りたい!と改めて思えました。

 

学生だけが主体になって作り上げて、ここまで手の込んだプロジェクト、正直すごすぎるし、運営メンバーの熱意とチームワークの良さをひしひしと感じました。実際は、運営メンバー同士でも初めましての人もいたらしく、驚いた(笑)相当な数のミーティングを重ねたんだろうな・・・。あんなに素敵な場を提供してくれて、心から感謝したいし、さらに熱を増した心の火を、多くの人にリレーしていきたいですね。運営の皆さんはもちろん、参加者の皆さんにも声を大にして「ありがとう!また会おう!」と言いたいです。

 

まだまだ熱冷めやらぬ、という感じですし、みんな有言実行しそうな人ばかりなので、会おう!と思ったら会ってくれると思うので、次、集まって語らえるのが楽しみです。

 

GECに参加してから多文化教育について、もっと知ろうと思って新たに本を読み始めました。たくさんインプットして、考えて、書いて、また発信します。

 

ではまた☺